Baby, It's Cold Outside

Galileo Galilei Baby, It's Cold Outside歌詞
1.Sex and Summer

作詞:尾崎雄貴
作曲:Galileo Galilei

自分に恋をする僕らは
借り物の車を走らせ
仲間たちと広い丘で遊んでる
それでも何かが違うと
忘れ去られた路地の先
手つかずの大きな壁を見つけた

青色のペンキを買ってきて塗ろう
ツバメの飾りを持ってきて飛ばそう
「君に似た男の子を描こう」
「君に似た女の子を描こう」

丸描いて指先で伸ばして
滲んだら端っこをかさねて
飛び跳ねて浮かんだらそのまま
虹と虹つなげたら帰ろう
暗くなる暗くなる夜だ
また会える
また会える明日を迎えよう
迎えてもきっと
あの丘で変わらない日々が過ぎて
僕らは結局は飛べ(ば)ない

あの時から僕が踏み切れない奴でいること
君はたぶん分かってるんだろう
いやそれとももう考えることもやめて
また後部座席で気だるそうにしてるのかい

そのうち油が切れたそいつを乗り捨てて
なにかしらを悟った君はいなくなって
置いてけぼりにされた僕は
未だにあの1日を夢に見ている

丸描いて指先で伸ばして
滲んだら端っこをかさねて
飛び跳ねて浮かんだらそのまま
虹と虹つなげたら君に
愛してる愛してる言わなきゃ
また会える
また会えるあの日に戻れたら
戻れてもきっと
あの丘で変わらない日々が過ぎて
僕らは結局は飛べ(ば)ない


2.時計塔

作詞:尾崎雄貴
作曲:Galileo Galilei

君の街に影を滑らした時計塔は歌う僕らのことを
真鍮の歯車と軸がチクタクチクタク鳴っている
それも今じゃダサイ甲冑と逆さのマンジが集う場所で
1万の無慈悲な革靴がザクザクカツカツ鳴っている

明日の船はアメリカへ
君だけでも逃げてくれ
(嫌だよ逃げない、あなたとここにいる)
君の叔父が大学だってなんだって良くしてくれるさ
(嫌だよ逃げない、私も一緒だよ)

船の汽笛が
僕らの淡い恋の終わりを寝ぼけて決めつけても
ねえ泣かないで
乾いた涙の跡を辿ってまた会えるから

あれから数年たったけれど時計塔は歌う僕らのことを
変わらずに歯車と軸はチクタクチクタク鳴っている
そして今やダサい甲冑と逆さのマンジは煤をかぶり
踏みにじり疲れた革靴は足跡残して消えていく

明日の船は君を乗せて
つのる恋を運んでくる
(はやく会いたいよ、待ちきれなくなって)
真夜中の路地を抜けて時計塔に忍び込む
螺旋階段を 急いで駆け上る

海を見渡して
朝焼けの向こうに小さな影が見えた気がした
名前を呼んだ
潮風にあてられた僕らは誰よりもハイになっていく

時計塔の鐘は
時代の移り変わる音を高らかに響かせる
泣かないで
乾いた涙の跡を辿ってまた会えるから


3.コウモリかモグラ

作詞:尾崎雄貴
作曲:Galileo Galilei

どうあいがたって分かっちゃくれないよ
価値のあるやつなんてほんの一握りだってことをさ
君は僕の手を引いて連れ出そうとするけれど
僕の出した答えを書き直すことはできないだろ

マイフレンド
共感することない僕らが
マイフレンド
何かを変えられるはずがないよ

場合によってはそうだね
胸をうたれて泣くのかも
次の日にはどうだい
何事も元通りでいいんだ
希望だってよく見てるぜ
身の程にあったシャツさ
気負わない程度に
真面目にやってもかまわないだろ

マイフレンド
どうか君は僕らのことを知らないふりして笑っていてくれ
かまわず行けよ


4.Chill Boy


5.リジー

作詞:尾崎雄貴
作曲:Galileo Galilei

どうだい、もうおつかいには慣れた?
赤い三輪車と天使の羽は
三番街のポプラが夢にみる

わけわかんないくらいの光で
どうにかちょっと笑えるくらいの
日なたの中でひとりぼっち

急な夕立がいたずらの灯を消す
甘いキャンディーは溶けて
泣いたって駄目だよ
冷たい木のウロに
ひざを抱いて隠れたら

君はもう一度小さな灯をともした
凍えないように消えてしまわぬように
まっ暗闇の中で誰かの手をさがした
まっ暗闇の中で君は愛をさがした


6.夢に唄えば

作詞:尾崎雄貴
作曲:Galileo Galilei

押しては返している青に揺られて
雲が船を漕ぐ夏の空には
白い馬駈ける朔のゆりかご
君の物語で眠ってしまうよ

アラームは僕たちの首根っこに輪をかけて
引っ張っては笑って怒鳴ってるよ
しつけのできない犬は
丸くなって夢を見るだけさ

Tonight
おどけて歌うのさ今は
Tonight
やり過ごすだけでいいから

欲張ってまだ足りない
そんな人生
何度か見ていると同じ話さ
熱にうだっている夏の線路は
冷めた風の吹く夜を待っている

抜け殻で建てた家の窓飾り立てて
中から君は僕に手を振って
磨かれた窓が映した
朝焼けと溶けあい微笑んだ

Tonight
転がっていくような感じで
Tonight
なるようになるだけなのさ

Tonight